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尿が泡立つ

排尿後、尿が泡立っていることに気づき、不安に思ったことはありませんか? 「もしかして、腎臓病や糖尿病などの病気のサイン?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。 尿が泡立つ原因は様々ですが、中には放置すると健康に影響を及ぼす疾患が隠れているケースもあります。
尿が泡立つ原因について詳しく解説し、病気の可能性や、気になる場合の対処法についてわかりやすく説明していきます。

尿が泡立つ原因とは?

尿が泡立つ原因には、以下のようなものが考えられます。

  • 尿にたんぱくが含まれる場合 腎臓に病気があると、尿にたんぱくが多く含まれるようになり、尿が泡立ちやすくなります。 腎臓は、血液を濾過して老廃物や余分な水分を尿として排出する臓器です。 通常、たんぱく質は身体に必要な栄養素であるため、腎臓のフィルター(糸球体)を通過せず、尿中にはほとんど含まれません。 しかし、腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症などの腎臓病になると、このフィルターに異常が起こり、たんぱく質が尿中に漏れてしまうことがあります。これを「たんぱく尿」といいます。
  • 尿に糖が含まれる場合 尿に糖が含まれる場合も、尿が泡立ちやすくなることがあります。 尿糖の原因として最も多いのは糖尿病です。 糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が高くなる病気ですが、血糖値が非常に高くなると、腎臓で処理しきれなくなった糖が尿中に漏れてしまうことがあります。
  • 尿の濃度が濃い場合 身体の水分が不足し、尿が濃縮されると、尿が泡立ちやすくなることがあります。 これは、特に夏場や冬場など、脱水になりやすい時期に起こりやすい現象です。 水分を十分に摂取することで改善することが多いですが、持続する場合は他の原因も考えられますので、医療機関への相談をおすすめします。
  • 尿路感染症 細菌が尿路に感染することで、尿が泡立つことがあります。 男性では尿道炎や急性細菌性前立腺炎、女性では膀胱炎などが代表的な尿路感染症です。 尿路感染症が疑われる場合は、泌尿器科を受診してください。

尿が泡立つ場合の検査

尿が泡立つ原因を特定し、適切な治療を行うために、以下の検査を行います。

  • 尿検査:尿中のたんぱく質、赤血球、白血球、細菌などを調べ、腎臓や尿路の状態を評価します。
  • 採血:腎臓の機能や血糖値などを調べ、腎臓病や糖尿病などの可能性を評価します。
  • 超音波(エコー)検査:腎臓の形や大きさ、腫瘍や結石の有無などを画像で確認します。

きたはらやまクリニックでは、患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧な診療を心がけております。 尿が泡立つ、頻尿、排尿痛などの症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。