健診や外来で「eGFRが低い」「尿にたんぱくが出ている」と言われると、その数値だけが気になってしまいます。ただ、腎臓の状態は1つの数値では決まりません。血液検査のeGFRと、尿検査の尿たんぱく(または尿アルブミン)という2つの軸を組み合わせて評価します。
このページでは、eGFRの読み方、G1〜G5とA1〜A3の分け方、2つを組み合わせた重症度の早見表、そして腎臓専門医に相談する目安までをまとめました。ご自身の検査結果を手元に置いてお読みください。
このページの内容
ステージはどうやって決まるか
慢性腎臓病(CKD)と診断された方の重症度は、血液検査のeGFRによる「G分類」と、尿たんぱく・尿アルブミンによる「A分類」を組み合わせて評価します。
なおCKDの診断そのものは、腎機能の低下または腎障害を示す所見が3か月を超えて続いていることを確認して行います。根拠になるのは尿の異常だけではなく、画像検査や血液検査の異常が手がかりになることもあります。
CKDそのものの定義や原因となる病気については、慢性腎臓病(CKD)とはで詳しく解説しています。
eGFRの数値が示すもの
eGFR(推算糸球体ろ過量)は、腎臓が1分間にどれくらいの血液をろ過できているかを表す指標です。単位はmL/分/1.73m²で、体格の影響をならすために体表面積1.73m²あたりの値に換算しています。数値が高いほどろ過の能力が保たれている状態です。
「推算」であることの意味
eGFRは直接測った値ではなく、血液中のクレアチニンの値に年齢と性別を当てはめて計算した推定値です。そのため、次のような場合には実際の腎機能とずれることがあります。
- 筋肉量の影響を受けます。クレアチニンは筋肉から出る老廃物なので、筋肉量が多い方は数値が低めに、筋肉量が少ない方は高めに出る傾向があります
- 脱水や体調で動きます。下痢や発熱、水分摂取が少ないときは一時的に低く出ることがあります
- 薬の影響を受けることがあります。一部の薬は腎機能そのものを変えずにクレアチニン値を動かします
- 急激な変化のときは目安になりません。数日で急に腎機能が落ちる急性腎障害では、推算式の前提が成り立ちません
CKDの判定には、その状態が3か月以上続いていることの確認が必要です。健診で1回低い値が出たからといって、その時点でCKDと決まるわけではありません。まずは再検査で確かめます。健診の結果から次に何をすればよいかは、健診で腎機能・尿の異常を指摘されたらにまとめています。
大切なのは「点」ではなく「線」
同じeGFR 50でも、その意味は人によって違います。数年かけてゆるやかに下がってきた場合と、この1年で急に下がった場合とでは、必要な対応がまったく変わります。腎臓の働きは加齢とともに緩やかに低下していくため、年齢に見合った下がり方なのか、それとも想定より速いのかを見ることが重要です。
とくに3か月以内に30%以上の腎機能の悪化を認める場合は、ステージにかかわらず速やかに腎臓専門医に相談することが勧められています。
腎機能によるステージ分類(G1〜G5)
eGFRの値によって、G1からG5までの6段階(G3はG3aとG3bに分かれます)に分類します。
| 区分 | eGFR(mL/分/1.73m²) | 腎機能の程度 |
|---|---|---|
| G1 | 90以上 | 正常または高値 |
| G2 | 60〜89 | 正常または軽度低下 |
| G3a | 45〜59 | 軽度〜中等度低下 |
| G3b | 30〜44 | 中等度〜高度低下 |
| G4 | 15〜29 | 高度低下 |
| G5 | 15未満 | 高度低下〜末期腎不全 |
※ 表は横にスクロールできます
G1とG2はeGFRが60以上、つまりろ過の能力そのものは保たれている状態です。この段階でCKDと判定されるのは、尿たんぱくや血尿、画像検査や血液検査での腎障害のサインがあり、それが3か月以上続いている場合に限られます。eGFRが90以上あるだけの方が「自分はG1のCKD」にあたるわけではありません。
「グレード」「レベル」と呼ばれることもあります
日常の説明では、「腎機能のグレード」「腎臓のレベル」といった言い方をされることがあります。ガイドラインでは、腎機能をeGFRにもとづくGFR区分(G1〜G5)で表し、尿たんぱく・尿アルブミンによるA分類(A1〜A3)と組み合わせてCKDの重症度を評価します。「グレード」「レベル」は正式な分類名ではありませんが、G分類や病期を指す言葉として説明の場で使われることがあります。
薬の説明書にある「軽度・中等度・高度の腎機能障害」とは
お薬の添付文書には、「軽度の腎機能障害」「中等度の腎機能障害」「高度(重度)の腎機能障害」といった表現が使われることがあります。ただし、これらはCKDのG1〜G5の分類と一対一に対応するものではありません。薬によって区切りとなる数値が異なり、eGFRではなくクレアチニンクリアランス(CrCl)で示される場合もあります。
そのため、薬を使えるかどうかや量の調整は、それぞれの薬の添付文書にもとづいて判断します。服用中の薬について気になる点は、主治医または薬剤師にご確認ください。
尿たんぱくによる分類(A1〜A3)
もう一方の軸が、尿にたんぱく(アルブミン)がどれくらい漏れているかです。本来、たんぱく質は尿にほとんど出てきません。腎臓のフィルターが傷むと漏れ出すため、腎障害の重要なサインになります。
もとになっている病気によって、使う検査と基準値が異なります。
| 区分 | 糖尿病性腎症(糖尿病関連腎臓病) 尿アルブミン/Cr比(mg/gCr) |
そのほかの腎臓病 尿蛋白/Cr比(g/gCr) |
|---|---|---|
| A1 | 30未満 (正常) | 0.15未満 (正常) |
| A2 | 30〜299 (微量アルブミン尿) | 0.15〜0.49 (軽度たんぱく尿) |
| A3 | 300以上 (顕性アルブミン尿) | 0.50以上 (高度たんぱく尿) |
※ 表は横にスクロールできます。糖尿病がある方は尿アルブミン、高血圧性腎硬化症・腎炎・多発性嚢胞腎などの方は尿蛋白で評価します。
健診の「±」「1+」と、定量検査の違い
健診で使われる尿検査の試験紙は、おおよその濃さを色で判定するものです。1+は尿中の濃度でおよそ30mg/dL、2+はおよそ100mg/dLにあたります。ただし、この結果はそのときの尿の濃さに左右されるため、正確な量とは一致しません。
- 尿たんぱくが(±)だった方のうち、およそ6割は、定量で測るとA2以上のたんぱく尿にあたるという検証結果が報告されています
- 尿たんぱくが(−)だった方でも、およそ1割に微量アルブミン尿が見つかることがあります
このため、健診で異常を指摘された場合は、試験紙の結果だけで判断せず、尿蛋白/Cr比(PCR)または尿アルブミン/Cr比(ACR)という定量検査で確かめることが望まれます。この2つは随時尿(そのとき出た尿)で測れるため、24時間尿をためる必要はありません。
尿アルブミンや尿たんぱくの定量検査は院内では測定できないため、外部の検査機関に提出しています。結果は後日の診察でご説明します。当日その場で数値をお伝えできない点をご了承ください。血液検査でのeGFRとあわせて評価しますので、次回の受診予定は必ずお取りください。
重症度の早見表(G分類×A分類)
G分類とA分類を組み合わせると、腎臓の状態を1つのマス目として表せます。緑を基準として、黄・オレンジ・赤の順に、末期腎不全に至るリスクや心血管疾患のリスクが高くなっていきます。
使い方
- 血液検査の結果からeGFRを確認し、縦の行(G1〜G5)を選びます
- 尿の定量検査の結果から、横の列(A1〜A3)を選びます
- 交わったマスの色が、現在の重症度です
| GFR区分 | A1 正常 |
A2 軽度〜中等度 |
A3 高度 |
|---|---|---|---|
| G1(90以上) | 基準 | やや高い | 高い |
| G2(60〜89) | 基準 | やや高い | 高い |
| G3a(45〜59) | やや高い | 高い | 最も高い |
| G3b(30〜44) | 高い | 最も高い | 最も高い |
| G4(15〜29) | 最も高い | 最も高い | 最も高い |
| G5(15未満) | 最も高い | 最も高い | 最も高い |
※ 表は横にスクロールできます。色は死亡・末期腎不全・心血管疾患のリスクの高さを表します。
読み方の例
たとえばeGFRが55で、尿蛋白/Cr比が0.2だった方は、G3aA2にあたります。同じeGFR 55でも、尿蛋白/Cr比が0.1未満であればG3aA1となり、色は1段階変わります。eGFRの数値が同じでも、尿の結果によって位置づけが変わるのがこの表の要点です。
この表は現時点での位置を示すものであり、将来を決めるものではありません。血圧・血糖・尿たんぱくの管理によって、進む速さを変えられる余地があります。
ステージごとに何が起きるか
段階ごとに、体の中で起きやすい変化と、診療で注意している点をまとめます。治療の内容は原因となる病気や合併症によって変わるため、あくまで一般的な目安としてお読みください。
G1・G2(eGFR 60以上)|ろ過の力は保たれている段階
CKDに該当するG1・G2では、ろ過の能力は比較的保たれていますが、尿たんぱくや血尿、画像検査の異常など、何らかの腎障害を示す所見がある状態です。自覚症状はほとんどありません。
- eGFRが正常なため、尿の異常が見過ごされやすい段階です
- 高血圧・糖尿病・肥満・喫煙があると、進みやすくなります
- 血圧と血糖の管理、尿たんぱくの定期的な確認が中心になります
降圧目標は、診察室で130/80 mmHg未満、家庭で125/75 mmHg未満です。詳しくは高血圧と腎臓をご覧ください。
G3a(eGFR 45〜59)|軽度から中等度の低下
健診をきっかけに見つかることが最も多い段階です。この段階でもはっきりした症状は出にくいのが通常です。
- eGFRの低下にともない、心血管疾患のリスクも高まります
- 血圧・血糖・尿たんぱく・脂質といった進行因子への対応が重要になります
- 腎臓から排泄される薬について、量の調整が必要になることがあります
- 痛み止め(NSAIDs)の長期使用や、成分のわからないサプリメントには注意が必要です
- カルシウム・リンなど、CKDにともなう骨・ミネラル代謝の評価もこの段階から始めます
脂質についてはLDLコレステロール 120 mg/dL未満(狭心症や心筋梗塞の既往がある場合は100 mg/dL未満)を目安に管理します。脂質異常症とCKDで詳しく解説しています。
G3b(eGFR 30〜44)|中等度から高度の低下
腎臓が担っている、ろ過以外の働きにも影響が出はじめる段階です。定期的な血液検査で早めに拾い上げます。
- 腎性貧血(赤血球をつくるホルモンの不足による貧血)が出ることがあります。ヘモグロビンに加えて、鉄の状態もあわせて評価します
- 骨・ミネラル代謝の異常(CKD-MBD)は、G3a頃から始めた評価を続けます。G3bでは副甲状腺ホルモン(PTH)の上昇などがみられ始めることがあり、リン・カルシウムとあわせて経過を確認します。治療が必要かどうかは検査値をみて個別に判断します
- 尿酸値の上昇やカリウムの変動にも注意します
- 食塩は1日6g未満を目標とします。たんぱく質はG3aで0.8〜1.0 g/kg/日、G3b以降は0.6〜0.8 g/kg/日が目安ですが、ご高齢の方では低栄養やフレイルを避けることを優先します
食事の具体的な進め方は腎臓を守るために、今できることと減塩の実践ガイドにまとめています。
G4(eGFR 15〜29)|高度の低下
合併症の管理が診療の中心になり、この先の選択肢についても情報をお伝えし始める段階です。
- カリウムの上昇、体が酸性に傾く状態(代謝性アシドーシス)、貧血などが出やすくなります
- 感染症や心血管の病気による入院が増える時期でもあります
- だるさ、食欲の低下、むくみ、かゆみといった変化に注意します。ただし、これらが必ず現れるわけではありません
- 腎臓専門医と連携しながら、定期的な検査の間隔を個別に決めていきます
この段階になった方が全員すぐに透析の準備に入るわけではありません。腎臓の働きが安定して保たれる方もいます。将来の選択肢について早めに知っておくことは大切ですが、それは「もう決めなければならない」という意味ではありません。
G5(eGFR 15未満)|高度低下から末期腎不全
腎臓の働きを補う治療について、具体的に考えていく段階です。
- 選択肢には、血液透析、腹膜透析、腎移植のほか、透析を行わずに症状をやわらげることを中心にする保存的な治療もあります。生活のしかたやご本人の価値観によって、適した方法は異なります
- 水分・塩分・カリウム・リンの管理と、服薬の調整がより細かくなります
- 栄養が不足しないよう、エネルギーの確保とたんぱく質の調整のバランスをみていきます
治療を始める時期は、eGFRの数値だけで決めるものではありません。体調の変化、栄養の状態、電解質のバランス、日常生活への影響などを総合的にみて、ご本人と相談しながら判断します。
腎臓専門医に相談する目安
かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関へ紹介する目安は、G分類とA分類の組み合わせで整理されています。
| GFR区分 | A1 | A2 | A3 |
|---|---|---|---|
| G1・G2 (60以上) | 経過観察 | 血尿があれば紹介 血尿がなければ 生活指導・診療継続 | 紹介 |
| G3a (45〜59) | 40歳未満は紹介 40歳以上は 生活指導・診療継続 | 紹介 | 紹介 |
| G3b (30〜44) | 紹介 | 紹介 | 紹介 |
| G4 (15〜29) | 紹介 | 紹介 | 紹介 |
| G5 (15未満) | 紹介 | 紹介 | 紹介 |
※ 表は横にスクロールできます。この表の色は必要な対応の目安を表すもので、上の重症度分類の色とは意味が異なります。
この表にあてはまらない場合でも、次のときは速やかな相談が勧められます。
- 3か月以内に30%以上の腎機能の悪化がみられるとき
- 尿たんぱくと血尿の両方が出ているとき
あわせて、eGFRが45未満(G3b以降)の場合は、尿たんぱくの程度によらず腎臓専門医との連携が勧められています。紹介の目的は、原因を調べること、進行を抑える治療を強化すること、そして必要な時期に備えることの3つです。紹介されたからといって、すぐに透析の話になるわけではありません。
健診機関からかかりつけ医への受診がすすめられるのは、尿たんぱくが1+以上のとき、尿たんぱく(±)が2年続いたとき、eGFRが45未満のときです。40歳未満の方では、eGFRが60未満の時点で受診がすすめられます。年齢が若いほど、同じ数値でも早めの確認が必要になります。
進行を遅らせるためにできること
どの段階であっても、進む速さを緩やかにする余地があります。柱は、血圧の管理、血糖の管理、尿たんぱくを減らすこと、減塩、そして禁煙です。具体的な進め方は腎臓を守るために、今できることにまとめていますので、そちらをご覧ください。
腎臓を守る目的で使われる薬
近年、血糖値や血圧を下げること以外に、腎臓そのものを守る効果が確かめられている薬があります。ただし、それぞれ対象となる方の条件が異なり、誰にでも使えるわけではありません。
- ACE阻害薬・ARB|尿たんぱくや尿アルブミンが出ているCKDの方が対象です。尿たんぱくのない方に、腎臓を守る目的で開始する使い方は確立していません
- SGLT2阻害薬|糖尿病の有無にかかわらず慢性腎臓病に使える薬がありますが、使用できる条件は薬剤ごとに異なります
- フィネレノン|2型糖尿病を合併し、尿アルブミンが増えている慢性腎臓病の方が主な対象です
いずれも、開始してよいかどうかは腎機能、カリウム値、ほかに飲んでいる薬などをみて判断します。自己判断での開始や中止は避けてください。
原因となる病気ごとの解説
日本で透析が必要になる原因は、1位が糖尿病性腎症、2位が腎硬化症、3位が慢性糸球体腎炎です。それぞれ進み方や対策が異なります。
当院での対応
きたはらやまクリニックには腎臓専門医が常勤しています。健診で指摘された段階から、生活習慣病の管理と腎臓の評価を同じ場所で続けていただけます。
- 血液検査・尿検査による腎機能とたんぱく尿の評価
- G分類・A分類にもとづく重症度の判定と、経過の追跡
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症を含めた包括的な管理
- 腎臓を守る薬の適応の検討と、腎機能に応じた服薬の調整
- 食事・生活習慣についてのご相談
- より専門的な検査や治療が必要な場合の、専門医療機関へのご紹介
eGFRが50台という数値だけで、すぐに大きな病院を受診する必要があるとは限りません。尿たんぱくや血尿の有無、年齢、これまでのeGFRの推移をあわせて判断します。まずは、その数値が何を意味しているのかを一緒に確認するところから始めましょう。過去の健診結果をお持ちいただけると、経過を見るうえでとても役立ちます。
よくあるご質問
eGFRが60を下回っていたら、慢性腎臓病ということですか。
1回の検査だけでは判断できません。eGFRが60未満の状態が3か月以上続いていることを確認して、はじめて慢性腎臓病と判定します。脱水や体調、薬の影響で一時的に低く出ることもあるため、まずは再検査で確かめます。また、eGFRが60以上でも、尿たんぱくなどの腎障害のサインが3か月以上続いていれば慢性腎臓病にあたります。
eGFRが50台と言われました。将来、透析が必要になりますか。
eGFRが50台はG3aにあたり、すぐに透析が必要な段階ではありません。ただし必要な対応は、尿たんぱくや血尿の有無、年齢、腎機能が下がってきた速さによって異なります。尿たんぱくが多い場合や40歳未満の場合は、この段階でも腎臓専門医への相談がすすめられます。過去の検査結果と並べて経過をみることで、必要な対応がはっきりします。
健診で尿たんぱくが「±」でした。様子を見てよいでしょうか。
試験紙での(±)は、正確な量を表すものではありません。(±)だった方のうちおよそ6割は、定量で測るとA2以上のたんぱく尿にあたるという報告があります。また、(±)が2年続いた場合は医療機関の受診がすすめられています。尿蛋白/Cr比や尿アルブミン/Cr比という定量検査で一度確かめておくことをおすすめします。
一度下がったeGFRは、元に戻らないのですか。
脱水や薬の影響、感染症などによる一時的な低下であれば、原因が取り除かれることで回復することがあります。一方、腎臓の組織が傷んで慢性的に低下した部分については、元の値まで戻すことは難しいのが実際です。ただし、下がる速さを緩やかにすることはできます。血圧と血糖の管理、尿たんぱくを減らす治療、減塩、禁煙が、その中心になります。
どの段階から腎臓専門医にかかったほうがよいですか。
eGFRが45未満の場合は、尿たんぱくの程度によらず腎臓専門医との連携がすすめられています。eGFRが45以上でも、尿たんぱくが多い場合や、尿たんぱくと血尿の両方が出ている場合は相談の対象になります。40歳未満の方では、eGFRが45〜59の段階でも紹介がすすめられます。また3か月以内に30%以上の悪化がみられるときは、ステージにかかわらず速やかな相談が必要です。
健診でeGFRが低いと言われましたが、自覚症状はありません。受診は必要ですか。
腎臓は自覚症状が出にくい臓器で、初期の段階ではほとんどの方に症状がありません。むくみやだるさ、夜間の尿の回数が増えるといった変化は、かなり進んでから現れることが多く、症状がないことは腎臓が健康であることの証明にはなりません。数値の異常を指摘された時点で一度確認しておくことが、その後の経過を大きく左右します。
