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脂肪肝(MASLD)
脂肪肝とは?|MASLD・FIB-4と線維化リスクを医師が解説

脂肪肝と言われたら——
調べたいのは「線維化」です

脂肪肝は、症状で気づける病気ではありません。そして「脂肪肝がある/ない」だけでは、線維化のリスクは分かりません。当院は、年齢・AST・ALT・血小板から計算できるFIB-4 indexで線維化のリスクを見極めることから始めます。採血だけで計算できる指標です。

2023年に脂肪肝の分類が変更 FIB-4は採血だけで計算できる 判定は年齢で変わります 腎臓との関係も
1枚でわかる|脂肪肝の「次に見るもの」
脂肪肝の評価の考え方 よくある見方では、脂肪肝があるかないかの2択で判断し、あれば様子を見ましょうという結論になりがちである。一方、当院の見方では、脂肪肝が見つかったあとに線維化のリスクを低い・中くらい・高いの3段階に分け、それぞれ対応を変える。中くらいの場合は腹部エコーで肝臓の状態を確認し、線維化の評価が必要と判断した場合は肝硬度測定が可能な専門医療機関と連携する。線維化リスクの評価には、年齢・AST・ALT・血小板数から計算できるFIB-4 indexを用いる。 よくある見方 脂肪肝が「ある」か「ない」か 「様子を見ましょう」 線維化が進んでいる方を見分けにくい 当院の見方 脂肪肝の「線維化リスク」は? FIB-4 index(年齢・AST・ALT・血小板) 低い 生活改善と 定期的な採血 中くらい 追加の検査で さらに評価 高い 精査のうえ 専門医と連携 ※ FIB-4は線維化のリスクを推定する目安であり、これだけで診断が確定するものではありません。 ※ 判定の区切りは年齢によって変わります(詳しくは本文をご覧ください)。
脂肪肝そのものは、とても多く見られる状態です。だからこそ、その中から「進みやすい人」を見分ける工程が要ります。
健診で「脂肪肝」「肝機能異常」を指摘された方に向けたページです。脂肪肝は日本の成人の約4人に1人にみられるとされ1、多くの方がすぐに重い肝障害へ進むわけではありません。ただし、その中には一定の割合で「線維化が進んでいる方」が含まれています。当院は、その見分けを採血から始めています。 🏥 このページの位置づけ:一般的な情報提供を目的としたものです。実際の評価や治療方針は、お一人おひとりの状態をみて医師が個別に判断します。

脂肪肝は、症状で気づける病気ではありません

脂肪肝について調べると、だるさ・食欲不振・黄疸・むくみなどが「脂肪肝の症状」として並んでいることがあります。しかし、症状から脂肪肝の有無や進み具合を判断することはできません。

症状だけでは、脂肪肝の有無や重症度は分かりません

だるさや食欲不振は、さまざまな病気でみられる症状であり、脂肪肝に特有のものではありません。訴えられる方はいらっしゃいますが、症状の有無や強さが肝臓の状態と一致するとは限らないため、これを手がかりに重症度を判断することはできません。

一方、黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)、腹水、強いむくみといった症状は、肝臓の働きが大きく損なわれた非代償性肝硬変などでみられるものです。脂肪がたまっているだけの段階や、炎症・線維化が進み始めた段階では、多くの場合、明らかな症状はありません。

つまり、「特に体調は悪くないから大丈夫」という判断は、脂肪肝については成り立ちません。肝臓の働きが損なわれたことによる症状が出るころには、状態はかなり進んでいます。だからこそ、症状がない段階では、健診の採血結果や腹部エコーの所見が重要な手がかりになります。

⚠️ 誤解しやすいポイント
症状がないことは「軽い」ことの証明にはなりません。逆に、健診で軽度の肝機能異常しか出ていない方の中に、線維化が進行している方が含まれていることがあります。

脂肪肝の分類が変わりました — NAFLDからMASLD・MetALDへ

2023年、脂肪肝(脂肪性肝疾患)の国際的な分類と呼び名が変更されました。日本肝臓学会と日本消化器病学会も、2024年8月に新しい日本語病名を公表しています。単なる言い換えではなく、病気のとらえ方そのものが変わっています。

「脂肪性肝疾患(SLD)」という大きな枠でとらえ直す

これまでは、脂肪肝を「お酒が原因か、そうでないか」で二分し、お酒が原因でないものをNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と呼んでいました。しかしこの呼び方には、「〜ではない」という否定形で定義するため病気の本質が見えにくい、という問題がありました。

新しい体系では、まず脂肪肝全体をSLD(脂肪性肝疾患)という大きな枠でとらえます。そのうえで、心臓や血管に関わる代謝のリスク因子があるかお酒をどれくらい飲むかという2つの軸で分類します。

分類2代謝のリスク因子1日の純アルコール量
MASLD代謝機能障害関連脂肪性肝疾患 1つ以上あり 男性30g未満/女性20g未満
MetALD代謝機能障害アルコール関連肝疾患 1つ以上あり 男性30〜60g程度/女性20〜50g程度
アルコール関連ALD 問わない 男性60g超/女性50g超

注目していただきたいのが、真ん中のMetALDです。従来の分類では、「毎日ではないがそこそこ飲む」方の脂肪肝は、どちらにも当てはまらず宙に浮いていました。新しい体系では、お酒と代謝の両方が関わる状態として正式に位置づけられています。

純アルコール量の計算
お酒の量(mL)× 度数(%)÷ 100 × 0.8 で計算します。ビール500mL(5%)で約20g、日本酒1合(180mL・15%)で約20gが目安です14。男性30gは日本酒なら約1.5合にあたります。
「代謝機能障害関連」と呼ぶ理由

MASLDは、画像検査などで肝臓への脂肪の蓄積が確認され、かつ、次の心代謝系の危険因子のうち1つ以上を満たす場合に診断されます26。脂肪の蓄積が確認されていることが前提であり、リスク因子だけで診断されるわけではありません。

① 肥満
BMI 23以上(日本を含むアジアの基準)、または腹囲の増加
② 血糖の異常
空腹時血糖100mg/dL以上、HbA1c 5.7%以上、2型糖尿病、または治療中
③ 血圧の高値
130/85mmHg以上、または降圧薬を服用中
④⑤ 脂質の異常
中性脂肪150mg/dL以上、またはHDLコレステロールの低値、あるいは治療中

お気づきかもしれませんが、これらは生活習慣病と重なる心代謝系のリスク因子です。脂肪肝を「肝臓の病気」ではなく「代謝の病気が肝臓に現れたもの」と位置づけ直したことが、今回の見直しの本質です。当院が脂肪肝を内科の枠組みで診ているのも、この考え方によります。

💡 なお、これらの条件から分かるとおり、お酒を飲まない方でも脂肪肝になります。むしろ健診で指摘される脂肪肝の多くは、お酒が主因ではありません。

糖尿病と脂肪肝は、互いを悪化させ合う関係にあります

脂肪肝と糖尿病が同時に見つかることは、偶然ではありません。両者は「インスリンが効きにくい」という同じ土台の上に立っており、しかも互いを押し上げ合います。

インスリン抵抗性という共通の土台

インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませるホルモンです。内臓脂肪が増えるなどしてこのインスリンが効きにくくなると(インスリン抵抗性)、体は不足を補おうとしてインスリンをより多く分泌します。

ところが、インスリンには肝臓で脂肪をつくらせる働きもあります。インスリンが過剰に出ている状態が続くと、肝臓での脂肪合成が進み、脂肪がたまっていきます。これが、糖尿病や糖尿病予備群の方に脂肪肝が多い理由です。

糖尿病と脂肪肝の悪循環 インスリンが効きにくくなると、インスリンの分泌が増え、肝臓での脂肪合成が進んで脂肪肝になる。脂肪肝になった肝臓は炎症を起こし、糖を過剰に放出することでインスリンの効きをさらに悪くする。この4つの段階が円環をなして互いを悪化させ合うことを示した図。中央には、両者が同じ土台の上に立っているため片方だけを治療しても断ち切りにくいという注記を置いている。 同じ土台の上にあります 片方だけを治療しても 断ち切りにくい関係です ① インスリンが効きにくい 内臓脂肪の増加などが背景に ② インスリンが多く出る 肝臓での脂肪合成が進む ③ 肝臓に脂肪がたまる 炎症が起こることもある ④ 糖の処理がさらに乱れる インスリンの効きが一段と低下 ※ 進み方には個人差があり、全員がこの経過をたどるわけではありません。

図:血糖と肝臓の脂肪は、一方が悪化するともう一方も悪化しやすくなります。

数字で見ると、重なりはかなり大きい

日本肝臓学会の奈良宣言2023では、2型糖尿病で一般診療所に通院中の方の65%に脂肪肝が合併していること、また脂肪肝の原因は肥満と2型糖尿病で6割以上を占めることが示されています3。糖尿病の治療を受けている方にとって、脂肪肝は「別の科の話」ではなく、目の前の病気の一部と考えたほうが実情に近いといえます。

🔗 血糖の数値の読み方については HbA1cの見方と注意点 を、糖尿病と診断されたばかりの方は 糖尿病と診断されたら最初に読むページ をあわせてご覧ください。
お酒はどう関わるか

アルコールを分解している間、肝臓は他の仕事を後回しにします。その結果、食事から来た脂肪や糖の処理が滞り、脂肪がたまりやすくなります。前章のとおり、飲酒量によってMASLD・MetALD・アルコール関連肝疾患と分類が変わるため、実際の診療では飲酒量を把握することも重要です。

脂肪肝は、肝臓だけの問題ではありません

脂肪肝の説明は、肝硬変や肝がんの話で終わることが多いのですが、実際に起こることはもう少し広い範囲に及びます。MASLDは肝臓だけでなく、心血管疾患や慢性腎臓病(CKD)とも関連します。

なお、MASLDのうち、肝臓に脂肪がたまるだけでなく炎症や肝細胞の傷害を伴う状態を、MASH(代謝機能障害関連脂肪肝炎)と呼びます。

MASLDの進み方と、各章の対応関係 MASLDは脂肪化だけの段階を指す名前ではなく、以下の段階すべてを含む包括的な呼び名であることを示した図。左から順に、脂肪化のみの状態、炎症と肝細胞の傷害を伴うMASH、MASHに線維化が加わった段階、肝硬変の4つを並べ、その上にMASLDという括りを重ねている。この帯の下に3本の補助帯を置いている。1本目は症状の帯で、左の3段階でははっきりした症状が出にくく、黄疸や腹水などは主に非代償期にみられることを示す。2本目はFIB-4の帯で、FIB-4が主として拾い上げようとしているのは、進行した線維化が疑われる方であることを示す。3本目は薬の帯で、セマグルチド製剤ウゴービの対象が、肝硬変を伴わない中等度または高度の線維化を有するMASH、すなわちF2とF3に限られ、それ以外は対象外であることを示す。肝がんは肝硬変でリスクが大きく高まるが、その前の段階でも起こることがある。 MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)= 下の段階すべてを含む呼び名 呼び名 進み方 脂肪化のみ 脂肪がたまった状態 MASH 炎症・肝細胞の傷害 MASH+線維化 F1〜F3 肝硬変 F4 多くの方は左側にとどまります。右へ進むのは一部です。 症状 はっきりした症状は出にくい 黄疸・腹水などは 主に非代償期に FIB-4 進行した線維化が疑われる方を見つけたい 採血で計算し、進行の可能性を推定します 対象外 F2・F3のみ対象 対象外 ※ ウゴービの対象は「肝硬変を伴わない、中等度または高度の線維化(F2・F3)を有するMASH」です。 ※ 肝がんは肝硬変でリスクが大きく高まりますが、その前の段階でも起こることがあります。 ※ 進み方には個人差があり、段階の区切りは説明のための整理です。実際にはなだらかに移り変わります。

図:MASLDの進行と、症状・FIB-4・治療の位置づけ

🫀 肝臓の中で
脂肪がたまった状態から、炎症を伴うMASHへ。さらに線維化が進むと、肝硬変や肝がんのリスクが高まります。ただし、多くの方はここまでは進みません。
🩸 血管で
MASLD全体では、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患が主要な死因のひとつです。一方、線維化が進むと、肝硬変や肝がんといった肝臓側の問題の重みも増していきます。
🫘 腎臓で
MASLDは慢性腎臓病(CKD)の危険因子のひとつと考えられています。肝臓と腎臓は、同じ代謝の乱れから影響を受けます。
日本のデータでも、腎臓との関連が示されています

日本の健診受診者15,873人を対象に、5年間の経過を調べた研究(NAGALAコホート)では、慢性腎臓病(CKD)の発症率がMASLDのある群で最も高く、9.5%だったと報告されています8

これは「脂肪肝があるから必ず腎臓が悪くなる」という意味ではありません。ただ、脂肪肝を指摘された方は、腎臓の数値もあわせて確認しておく理由があるということは言えます。腎機能(クレアチニン・eGFR)と尿の検査は採血・採尿で同時に確認できますので、当院では脂肪肝の評価と一緒に見ています。

💡 肝臓の話に腎臓が出てくる理由
肝臓・血管・腎臓のいずれも、背景にあるのは血糖・血圧・脂質・体重といった同じ要素です。脂肪肝を評価するときに腎機能もあわせて確認しておくと、見落としを減らせます。
肝硬変の成り立ちが、この10年で変わりました

2023年に行われた全国調査(2018〜2021年に診断された15,517例)では、肝硬変の原因としてアルコール関連が最も多く35.4%を占めました。前回調査と比べると、C型肝炎によるものが48.2%から23.4%へ大きく減った一方、アルコール関連は19.9%から35.4%へ、NASH(現在のMASH)関連は6.3%から14.6%へと、いずれも増加しています10

つまり、ウイルス性以外が全体の約7割を占めるまでになりました。ただしその増加はアルコール関連とMASH関連の両方によるもので、脂肪肝だけで7割になったわけではありません。

いずれにせよ、かつて「肝臓が悪い」といえば肝炎ウイルスの話でしたが、いまは飲酒と生活習慣病が中心的な課題になりつつあります。

🔗 腎臓を守るという観点については 糖尿病で腎臓を守るには、血圧との関係については 糖尿病と高血圧 をご覧ください。

線維化リスクの高い方を、どう見つけるか

ここが、このページで最もお伝えしたい部分です。脂肪肝の方は非常に多く、その全員に精密検査を行うことは現実的ではありません。では、どうやって絞り込むのか。答えは、健診でもおなじみの採血項目の中にあります。

奈良宣言2023 — ALTが30を超えたら相談を

2023年6月、日本肝臓学会は第59回総会で「奈良宣言2023」を発表しました。一般の方に向けてALT(GPT)が30U/Lを超えていたら、かかりつけ医に相談することを呼びかけるものです3。多くの健診では基準値の上限が30〜40程度に設定されているため、これは従来よりも一段低い水準といえます。

ALTは肝臓に多く含まれる酵素で、肝細胞が傷つくと血液中に漏れ出して数値が上がります。特別な検査ではなく、ほとんどの健診に含まれている項目です。

ただし、ALT30超だけでは絞り込めません

ここに現実的な問題があります。健康な成人の約15%がALT30超に該当するという報告があり3、この基準だけでは対象者が非常に多くなります。奈良宣言の発表時にも、専門でない医師の負担が増えることが議論されました。

つまり、ALT>30は「入口を広げた」基準です。広がった入口から入ってきた方の中から、本当に注意が必要な方を見つけ出す工程が別に必要になります。そこで使うのが、FIB-4 indexです。

2つの指標は、役割が違います
ALT>30は肝障害に気づくための広い入口、FIB-4 indexは線維化リスクを層別化するための指標です。役割の異なる2つを組み合わせて評価します。
FIB-4 index — 年齢・AST・ALT・血小板だけで計算できます

FIB-4 indexは、肝臓の線維化(硬くなる変化)がどの程度進んでいそうかを推定するスコアです。特別な検査は必要ありません。

計算式
年齢 × AST ÷ ( 血小板数 × √ALT )
※ 血小板数は ×109/L で計算します7
計算してみると
たとえば 62歳・AST 34・ALT 41・血小板 18.5万 の方の場合、FIB-4はおよそ 1.8 になります。
65歳以下ですので基準は1.3。この方は中間リスクにあたり、腹部エコーで肝臓の状態を確認したうえで、線維化の評価が必要と判断すれば肝硬度測定などへ進みます。
※ あくまで計算の例です。実際の判断は、他の検査結果や既往歴、飲酒歴などとあわせて行います。

FIB-4 indexに使う4項目は、年齢・AST・ALT・血小板数です。AST・ALT・血小板数は、いずれも一般的な採血で確認できます。

判定の区切りは、年齢によって変わります

ここが見落とされやすい点です。FIB-4は計算式に年齢が直接入っているため、高齢の方では線維化がなくても数値が高く出やすいという性質があります。そのため、66歳以上では低リスクと判定する範囲が広くなります。厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでも「FIB-4 1.3(66歳以上では2.0)未満」と示されています47

FIB-4 indexの年齢別の判定範囲 FIB-4 indexの判定範囲を年齢別に横並びで示した図。65歳以下では1.3未満が低リスク、1.3から2.67が中間リスク、2.67超が高リスク。66歳以上では2.0未満が低リスク、2.0から2.67が中間リスク、2.67超が高リスクとなり、低リスクと中間リスクの境界が1.3から2.0へ右にずれる。高リスクの境界2.67は年齢によらず共通。それぞれの範囲に対応する方針として、低リスクは生活改善と定期的な採血、中間リスクは腹部エコーで肝臓の状態を確認したうえで必要に応じて肝硬度測定、高リスクは精査と専門医療機関との連携を示している。 65歳以下 低リスク 中間リスク 高リスク 1.3 2.67 66歳以上では境界が右にずれます 66歳以上 低リスク 中間リスク 高リスク 2.0 2.67 低リスクのとき 生活習慣の改善と 定期的な採血で経過観察 中間リスクのとき 腹部エコーで肝臓を確認し 必要なら肝硬度測定へ 高リスクのとき 精査のうえ、消化器の 専門医療機関と連携 ※ 高リスクの境界(2.67超)は年齢によらず共通です。※ 実際の判断は、他の検査結果や既往歴とあわせて行います。 ※ この図は考え方を示したもので、数値のみで治療方針が決まるわけではありません。

図:同じ数値でも、年齢によって意味が変わります。たとえばFIB-4が1.8のとき、60歳の方では中間リスク、70歳の方では低リスクと判定されます。

FIB-4でわかること・わからないこと

FIB-4は便利な指標ですが、万能ではありません。むしろ限界を理解して使うことが大切です。ここでは、押さえておきたい点を整理します。

性質内容
得意なこと 低リスクだった方については、線維化が進んでいる可能性が低いと判断しやすい(見逃しにくい指標です)
苦手なこと 中間リスクの方の絞り込みは十分ではなく、この範囲だけでは進行の有無を判断できません
注意が要る場面 高齢の方やアルコール性の肝障害では、線維化がなくても高く出やすいことが知られています
精度が落ちる場面 35歳未満の方では精度が低いことが指摘されており、別の方法での評価が勧められます。また、急性の肝障害などでAST・ALTが一時的に上昇しているときは、正しく評価できません7
使う対象 一般の方全員に一律に用いる検査ではありませんが、脂肪肝・肝機能異常・2型糖尿病・肥満などがある方では、症状がなくても評価する意義があります

こうした限界があるからこそ、FIB-4の数値だけを見るのではなく、糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満といった代謝リスクをいくつ持っているかを合わせて判断します。中間リスクの方でも、代謝リスクが重なっている場合は、より積極的に画像検査や線維化の評価へ進みます。この組み合わせによる絞り込みの有用性は、国内の研究でも検討が進んでいます9

当院での脂肪肝評価の進め方

ここまでの考え方を、実際の診療の流れに落とし込むと次のようになります。

当院での脂肪肝診療の流れ 健診で肝機能異常や脂肪肝を指摘された方が受診したあとの流れを示した図。初回の受診では診察と採血を行い、FIB-4 indexと代謝リスク、腎機能をあわせて評価する。その結果に応じて3つに分かれ、低リスクの場合は生活習慣の改善と定期的な採血、中間リスクの場合は後日の腹部エコーで肝臓の状態を確認し、線維化の評価が必要な場合は肝硬度測定、高リスクの場合は腹部エコーに加えて地域の消化器専門医療機関との連携を検討する。なお通常の腹部エコーは脂肪の蓄積や肝臓の形などを確認する検査であり、線維化の程度を正確に測定する検査ではない。腹部エコーは予約制を基本としており、検査日は後日ご案内する場合があることを注記している。 健診で「肝機能異常」「脂肪肝」を指摘された 初回 診察と採血 FIB-4 index / 血糖・血圧・脂質 / 腎機能(eGFR)・尿検査 FIB-4 低リスク 経過観察 生活習慣の改善と、 定期的な採血でフォロー FIB-4 中間リスク 後日、追加の評価 腹部エコーで肝臓の状態を確認 線維化評価が必要なら肝硬度測定へ FIB-4 高リスク 精査と連携 腹部エコーに加え、地域の 消化器専門医療機関へご紹介 ※ 腹部エコーは予約制を基本としており、検査日は後日ご案内する場合があります。 ※ 上記は一般的な流れです。症状や既往歴によっては、順序が前後することがあります。

図:診察・採血の結果に応じて、必要な検査を検討します。

まずは、診察と採血から

健診の結果票をお持ちください。診察でお酒の量・体重の変化・服用中のお薬などをうかがい、血圧を測定します。採血ではFIB-4 indexに必要な項目、血糖・脂質、腎機能を確認し、尿検査もあわせて行います。

脂肪肝と決めつけないことも大切です
肝機能の異常は、脂肪肝以外の原因で起こることもあります。B型・C型肝炎、飲酒、服用中のお薬やサプリメント、自己免疫性の肝疾患、胆道の病気などです。また、ASTは筋肉にも含まれるため、激しい運動や筋肉の病気で上昇することもあります。当院では、必要に応じてこれらの可能性も確認します。
結果のご説明と、必要な方への腹部エコー

結果をもとに、線維化のリスクがどの程度かをご説明します。そのうえで、腹部エコーが必要と判断した方には検査をご案内します。腹部エコーは、肝臓に脂肪がたまっているか、形はどうか、ほかに見落としてはいけない病気がないかを確かめるための検査です。

⚠️ 腹部エコーでできること・できないこと
通常の腹部エコーは、脂肪の蓄積や肝臓の形、腫瘤・胆道の病気などを確認するために有用ですが、線維化の程度を正確に測定する検査ではありません。FIB-4で中間リスク以上と判定された方の線維化をさらに評価する検査は肝硬度測定(エラストグラフィ)などであり、通常の腹部エコーがその代わりになるわけではありません。当院では、まずエコーで肝臓の状態とほかの原因を確認し、線維化の評価が必要と判断した場合に、肝硬度測定が可能な専門医療機関と連携します。

腹部エコーは予約制を基本としています。診察や採血の結果を踏まえて、必要に応じて検査をご案内します。検査日は、診療状況などにより後日となる場合があります。

消化器の専門医療機関にご紹介する場合

FIB-4が高リスクの場合や、腹部エコーで精査が必要な所見がみられた場合には、消化器・肝臓の専門医療機関へご紹介します。紹介後の検査内容は、診察やこれまでの検査結果を踏まえて、紹介先の専門医が判断します。

ご紹介後も、必要に応じて専門医療機関と連携しながら、糖尿病・高血圧・脂質異常症・腎機能などの管理を当院で継続します。

脂肪肝は治せるのか

治療の中心は、いまも生活習慣の改善です。ただし2026年、日本の状況に新しい要素が加わりました。まず基本から順にご説明します。

目標は「何kg」ではなく「何%」で考えます

脂肪肝の改善について、体重の減少率ごとに期待される変化が整理されています。研究で示されている目安は、おおよそ次のとおりです111

5%〜
肝臓の脂肪が減りやすい
まず目指したい最初の段階です
7%〜
炎症が改善しやすい
脂肪肝炎の段階での目安
10%〜
線維化の改善も期待できる
達成できる方は多くありませんが、意義があります

大切なのは、これが「%」で示されていることです。体重80kgの方の5%は4kg、55kgの方の5%は約2.8kgで、目指す量は人によって違います。「10kg痩せないと意味がない」ということはありません。

⚠️ 急がないことも大切です
短期間での極端な減量は、かえって肝臓に負担をかけることがあります。また、体重を落とすことだけに意識が向きすぎると、食事や運動との付き合い方に無理が生じることもあります。どのくらいのペースが適切かは、体格・年齢・持病によって変わりますので、目標は診察の中で一緒に決めていきましょう。
食事と運動

食事では、甘い飲み物や間食の見直しは取り組みやすいポイントの一つです。特に糖分を多く含む清涼飲料水の摂りすぎは、肝臓への脂肪蓄積と関係します。主食を極端に抜くより、まず飲み物から整えるほうが続けやすいことが多いです。

運動については、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが勧められています。興味深いことに、体重があまり減らなくても、運動そのものが肝臓の脂肪を減らすという報告があります。「体重計の数字が動かないから無駄」ということはありません。

お酒については、MASLDに該当する方でも、量が少なければ安心というわけではないという報告があります。飲まれる方は、飲酒量を把握し、必要に応じて飲酒習慣を見直すことが大切です。

糖尿病の治療薬が、肝臓にも作用することがあります

糖尿病を合併するMASLDでは、糖尿病治療薬の種類によって、体重や肝臓の脂肪に良い影響が期待できることがあります。ただし、一般的な脂肪肝に対して糖尿病治療薬を一律に使用するわけではありません。これとは別に、セマグルチド製剤のウゴービには、肝硬変を伴わない中等度または高度の線維化を有するMASHに対する適応が認められています(次項)。

🔗 それぞれの薬の働きについては 糖尿病治療薬まるわかりガイド、腎臓を守る作用については SGLT2阻害薬 をご覧ください。
2026年、MASHに国内初の治療薬が承認されました

2026年6月19日、GLP-1受容体作動薬であるセマグルチド(ウゴービ)が、肝硬変を伴わない、中等度または高度の線維化を有するMASHに対する適応追加の承認を取得しました。日本で初めてMASHの適応を持つ治療薬です45。長らく「脂肪肝に効く薬はない」と説明されてきた状況が変わりつつあります。

ただし、対象は限られています
承認された対象は、肝硬変には至っていないが、線維化が中等度以上に進んでいるMASHの方です。「脂肪肝と言われた方全員に薬が使える」という話ではありません。

そして、ご自身がその対象に当てはまるかどうかは、線維化がどこまで進んでいるかを評価しなければ分かりません。この記事がFIB-4を中心に据えているのは、まさにそのためです。薬の選択肢が加わったことで、治療適応を検討するうえでも線維化の評価が重要になっています。
「FIB-4を測れば薬が始められる」ではありません

誤解が生じやすい点なので、はっきりお伝えしておきます。FIB-4の値だけで、この薬の適応を判断することはできません。

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでは、処方にあたって原則として肝生検で線維化ステージがF2またはF3であることを確認するとされています。生検が適切でないと判断された場合も、肝硬度測定(VCTE・2D-SWE・MRE)や血液学的バイオマーカーなどを組み合わせ、肝臓専門医または消化器病専門医が総合的に判断することが求められます。

さらに、処方できる医療機関にも専門医の在籍、学会の教育研修施設としての認定、常勤の管理栄養士による栄養指導体制といった要件が設けられています4。したがって、この薬による治療をご検討される場合は、要件を満たす専門医療機関へのご紹介という形になります。

ウゴービによるMASH治療の対象となるための条件 ウゴービによるMASH治療の対象となるには、3つの条件をすべて満たす必要があることを示した図。1つ目は病気の段階についてで、MASHであり、かつ中等度または高度の線維化があること。2つ目は肝硬変に至っていないこと。3つ目は確認の方法についてで、原則として肝生検でF2またはF3を確認し、生検が適切でない場合は肝硬度測定などを用いて肝臓専門医または消化器病専門医が判断すること。加えて、処方できる医療機関には専門医の在籍、学会の教育研修施設としての認定、常勤の管理栄養士による栄養指導体制といった要件がある。必要に応じて、要件を満たす専門医療機関で適応を評価することになる。 関門 1 病気の段階 MASHであり、かつ 中等度または高度の 線維化があること 関門 2 肝硬変ではない 肝硬変に至っている 場合は対象外に なります 関門 3 確認のしかた 原則として肝生検で F2・F3を確認し、 専門医が判断します 3つすべてを満たした方が対象 さらに、処方できる医療機関にも専門医・施設・栄養指導体制の要件があります 必要に応じて専門医療機関で適応を評価 ※ 生検が適切でないと判断された場合は、肝硬度測定などを組み合わせて専門医が総合的に判断します。

図:MASHに対するウゴービの主な適応条件

それでも、FIB-4を測る意味は変わりません
FIB-4は、専門的な線維化評価が必要かどうかを検討するための最初の指標の一つです。

なお、米国で2024年に世界初のMASH治療薬として承認されたレスメチロム12は、日本では承認されていません(2026年9月時点)13。薬剤の承認状況は変わりうるものですので、最新の情報は診察の際にお尋ねください。

脂肪肝について、よくいただくご質問

太っていない方にも脂肪肝は起こります。体重や見た目には表れなくても、内臓に脂肪がつきやすい体質であったり、筋肉量が少なかったり、インスリンの効きにくさ(インスリン抵抗性)が背景にあったりすると、肝臓に脂肪がたまることがあります。日本人はもともと欧米人よりも軽度の肥満でも代謝の異常が出やすいとされており、BMIが正常範囲でも脂肪肝と診断される方は珍しくありません。大切なのは体重の数字ではなく、線維化が進んでいないかどうかです。痩せているからという理由で評価を省略せず、他の方と同じようにFIB-4 indexと代謝リスクを確認します。
なります。むしろ健診で指摘される脂肪肝の多くは、お酒が主な原因ではありません。糖質や脂質のとりすぎ、運動不足、肥満、糖尿病、脂質異常症といった代謝の問題が背景にあるタイプが最も多く、これがMASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)と呼ばれるものです。かつては非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれていましたが、お酒を飲まないことを条件にする考え方から、代謝の異常があることを条件にする考え方へと定義が変わりました。飲酒習慣がない方でも、脂肪肝が進行して肝硬変や肝がんに至ることはあります。
段階によります。肝臓に脂肪がたまっているだけの状態であれば、体重や生活習慣の改善によって脂肪が減ることは十分に期待できます。炎症が加わった段階でも、改善が報告されています。一方で、線維化が進んで肝硬変にまで至った場合は、元の状態まで戻すことは難しくなります。ただし、そこまで進んだ方でも、進行の速度を抑えたり、肝がんの早期発見のために定期的に確認したりする意味は大きいです。ご自身がどの段階にいるのかを知ることが、見通しを立てる出発点になります。効果の現れ方には個人差がありますので、必ず主治医とご相談ください。
当院の腹部エコーは予約制を基本としています。診察や採血の結果を踏まえて必要と判断した場合に検査をご案内しており、検査日は診療状況などにより後日となる場合があります。なお、腹部エコーは脂肪の蓄積や肝臓の形などを確認する検査であり、線維化の程度を正確に測る検査ではありません。線維化の評価が必要と判断した場合は、肝硬度測定が可能な専門医療機関と連携します。
糖尿病を合併するMASLDでは、糖尿病治療薬の種類によって、体重や肝臓の脂肪に良い影響が期待できることがあります。ただし、それは糖尿病の薬を飲んでいれば脂肪肝を放っておいてよい、という意味ではありません。また、一般的な脂肪肝に対して糖尿病治療薬を一律に使用するわけでもありません。なお、これとは別に、セマグルチド製剤のウゴービには、肝硬変を伴わない中等度または高度の線維化を有するMASHに対する適応が認められています。ただしこの薬は、原則として肝生検で線維化ステージF2またはF3を確認したうえで、肝臓専門医または消化器病専門医が判断するものであり、処方できる医療機関にも要件があります。FIB-4の値だけで開始できる薬ではありません
多くの健診ではALTの基準値の上限が30から40程度に設定されているため、29という値は「異常なし」と判定されることが一般的です。ただし日本肝臓学会は2023年の奈良宣言で、ALTが30を超えたらかかりつけ医に相談することを呼びかけており、従来の基準よりも低い水準を目安としています。ただし、29と31の間に病気の有無を分ける明確な境界があるわけではありません。測定には変動もあります。ALTが30を超えることは、あくまで受診を考えるための目安であり、過去からの変化、肥満・糖尿病・脂質異常症の有無、脂肪肝があるかどうかと合わせて判断します。以前より値が上がってきている場合は、一度ご相談いただくとよいと思います。逆に、ALTが基準内でも線維化が進んでいることがあるため、値が低いことだけを安心の根拠にしないほうが安全です。

脂肪肝と言われて不安になっても、多くの方がすぐに重い状態へ進むわけではありません。ただし、その「多くの方」に自分が含まれるかどうかは、調べてみないと分かりません。必要なのは、まず1回の採血です。健診の結果票をお持ちいただくところから、ご一緒させてください。

このような方は、一度ご相談ください

  • ✓ 健診で「脂肪肝」「肝機能異常」を指摘された
  • ✓ ALTが30を超えているが、そのままにしている
  • ✓ 糖尿病・高血圧・脂質異常症があり、肝臓も気になる
  • ✓ 脂肪肝と言われたが、その後どうすればよいか分からない
  • ✓ 腎臓の数値(クレアチニン・eGFR)も指摘されている

当院では、まず1回の採血でFIB-4 index・代謝リスク・腎機能をまとめて評価します。健診の結果票をお持ちください。腹部エコーは予約制で、必要に応じてご案内しています。

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参考文献

  1. 日本消化器病学会・日本肝臓学会 編. MASLD診療ガイドライン2026(改訂第3版). 南江堂. 2026.
  2. 日本消化器病学会・日本肝臓学会. 脂肪性肝疾患の診断基準に関して. 2026年2月2日.
  3. 日本肝臓学会. 奈良宣言2023(第59回日本肝臓学会総会). 2023.
  4. 厚生労働省. 最適使用推進ガイドライン セマグルチド(遺伝子組換え)(販売名:ウゴービ皮下注)〜代謝機能障害関連脂肪肝炎〜. 令和8年6月.
  5. ノボ ノルディスク ファーマ株式会社. 「ウゴービ®皮下注」、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に対する承認を取得。日本初のMASHに対する薬物治療の選択肢に. 2026年6月19日.
  6. Rinella ME, et al. A multisociety Delphi consensus statement on new fatty liver disease nomenclature. Hepatology. 2023;78(6):1966–1986.
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  9. 細田佳奈子, 相原洋祐, 加知宏規, ほか. FIB-4 indexとメタボリックシンドローム関連因子を用いたMASLD線維化進展例の絞り込みの検討. 肝臓. 2024;65(10):491–501.
  10. Enomoto H, et al. Etiological changes of liver cirrhosis and hepatocellular carcinoma-complicated liver cirrhosis in Japan: Updated nationwide survey from 2018 to 2021. Hepatol Res. 2024;54(8):763–772.
  11. Vilar-Gomez E, et al. Weight loss through lifestyle modification significantly reduces features of nonalcoholic steatohepatitis. Gastroenterology. 2015;149(2):367–378.e5.
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  13. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA). 医療用医薬品 情報検索.
  14. 厚生労働省. 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン. 2024.
免責事項:本ページは医学的情報の理解促進を目的とした一般的・教育的コンテンツであり、特定の薬剤の使用を推奨したり、他剤との優劣づけをするものではありません。FIB-4 indexは線維化のリスクを推定する指標であり、単独で診断を確定するものではありません。判定の区切りは年齢によって変わり、35歳未満の方や急性の肝障害がある場合には正しく評価できないことがあります。検査の必要性や治療方針は、年齢・合併症・体調・併用薬などにより一人ひとり異なります。薬の開始・変更・中止は、必ず担当医師とご相談ください。掲載情報は作成時点のガイドラインおよび承認状況に基づいており、最新の情報を必ずご参照ください。

監修・文責:加藤 彰浩(院長)|総合内科専門医・腎臓専門医|きたはらやまクリニック(尾張旭市)
公開日:2026年9月/最終更新:2026年9月/本ページの内容は医療情報の提供を目的としており、特定の診断・治療を推奨するものではありません。実際の治療方針については担当医にご相談ください。掲載内容はガイドラインの改訂により変更されることがあります。